− PRIDE14 − ×ジョイユ・デ・オリベイラVSニーノ・“エルビス”・シェンブリ○ 1R腕ひしぎ オリベイラは、初出場の入場の時、やけどのアクシデントに あった選手。 シェンブリを、谷川がやたらと強いと絶賛していたが、そんな ずば抜けて強いとは思わなかった。でも、グラウンドは悪くはない。 しかし、ヒクソンの再来と呼ぶには、アビダビ3位ではヒクソン の実績の比ではないし、戦い方も似ているとはいえない。 あのタックルでは、シウバやヘンダーソンには勝てない だろう。今後に注目したい。 ○松井大二郎VSペレ× 判定3−0 シウバは、ペレを強いと評価しているが、あまり信用はして いなかった。桜庭だって、高田を強いと評価しているし。(笑) 実際、ペレは弱くはないが、シウバよりはかなり落ちると 思う。スタートは松井が負い込まれたが、1R後半と2Rは 松井が優勢だった。 ただ、松井が4点接地の時に、ペレはパンチを出していて、 なぜか膝を出さなかった。途中脊髄を攻撃したり、ルールを 理解しているのだろうかという感じだった。シウバ相手なら、 やばかったと思う。実際、松井がシウバと戦った時には、 亀状態で何度も助かっている。 しかし、松井は確実に進歩をしていると思う。 ×ガイ・メッツァーVSチャック・リデル○ 2RKO リデルは、ランデルマンをパンチで秒殺したが、あれは止める のが早過ぎで、あまりその実力は信用していなかった。 しかし、予想は裏切られ、まさかのメッツァー失神KO負け。 倒れた時の足の折れ曲がり方は見ているだけで痛い。(苦笑) リデルは、1Rで一度ダウンしたが、もち直したのが凄い。 ダウン後に倒されそうになったが、よく倒れなかったと思う。 いずれは、シウバとの打撃戦が見たい。 ○ゲーリー・グッドリッジVSヴァレンタイン・オーフレイム× 1Rギブアップ グッドリッジは、弱いと思われがちだが、毎回徐々に強くなって いるし、決して弱い選手ではないと思う。 ただ、打撃もグラウンドも中途半端な実力という感も否めない。 しかし、グラウンドではあまり極められていないし、腕力の凄さは 最大の武器だ。 オーフレイムのアームロックを返して、逆転勝ちは決してフロック ではないと思う。最近のオランダでの試合でも、足関節で逆転勝利 している。 オーフレイムはKOK準優勝。ということはグッドリッジは KOK準優勝のレベルか?(笑) まあ、ルールが違うから、もちろん単純にはいえないが、 このグッドリッジを、片腕を負傷した状態でアームロックを極めて しまった小川の実力が改めて評価されるだろう。 しかし、小川はPRIDEであまり戦わないから、どうしよう もない。小川を欠いたPRIDEではなんか物足りない。ファンの 期待に応えてくれるのは、いつの日だろうか? ×ヒース・ヒーリングVSビクトー・ベウフォート○ 判定0−3 終始攻めていたヒーリングに対し、終始守っていたビクトー。 実力の差は明らかだ。途中にビクトーはガードポジションをひっくり 返し、マウントをとったのはうまかったが、それを返すヒーリングも うまい。いや、もしかして返される両者が下手なのかも。(笑) ポジションでヒーリングが危ない場面もあったが、その状態でも ビクトーは、ほとんど攻撃できなかったし、ヒーリングもサイドや バックのポジションをとっている。 あれで、ビクトーが判定勝ちだとは全く狂っている。大会直前の ルール変更(四点接地の膝蹴り禁止)といい、10キロの体重差が 判定材料に入ったり、これで最強を決めるルールだとは全く馬鹿げて いる。 ただ、ヒーリングはスタンドの攻撃が雑で、グラウンドの詰めが 甘いのは今後の課題だと思う。 ビクトーは確かに守りはうまいし、打撃の技術もあるだろうが、 その消極ファイトには魅力が感じられない。 ○ダン・ヘンダーソンVS小路晃× 3RTKO 今回の小路には失望させられた。なんで相手にシリを向ける余裕 なんてあるのか? 相手をバカにしているし、そんな時間があったら、攻撃しろって! 負けは死と一緒と考える戦いで、そんなことをするのか? 試合内容に関しては、小路は頑張ったと思うが・・。 その後、タイミングの悪いように見えるブレイクがあったが、 あれはブレイクと言った直後に小路が攻撃を始めたから仕方がない と思う。シリを向ける無駄な時間を費やす小路が悪い。 谷川は相変わらず「危ない」という素人っぽい発言を連発。 そんなのは見れば分かる。君は素人か? そういう発言は、実況に まかせろって。松井の試合の時でも、「(腕が)入っちゃった。 入っていない。」という訳のわからんことを言っていたし。 ヘンダーソンはアマレスラーにも関わらず、打撃もうまい。 今後は桜庭戦が見たいが、その前に桜庭はシウバに勝たねば ならない。ならば、ヘンダーソンVSビクトーが見たいものだ。 ○ヴァンダレイ・シウバVS大山峻護× 1RTKO この試合は、”完全な”レフリーの”ミス”。 最初にクリーンヒットさせたのは大山。シウバは大山のパンチで 膝をつく。しかし、離れ際でシウバのパンチが一発入り、大山は いったん背中を向けてしまう。 その後はガードの上からラッシュをかけられる。大山は、背を 向けた状態で距離をとろうとすると、なんとレフリーが止めて しまう・・。 大山は試合終了後も、平気で歩いている。全く危険な様子はない。 レフリーの目が節穴で、見た目のラッシュの印象だけで危険と判断 するこのレベルの低い安直なストップには全く唖然としてしまう。 大山が食らったパンチはわずか一発。あれでストップとは全くバカ げている。 命がけでシウバと戦うつもりでいた大山の心が全く無視された形に なってしまった。これでは試合をしていないも同然だ。 大山はまだまだこれからの選手だろうが、その心は充分に伝わった。 特に最初の睨み合いは最高に良かった。(笑) 今後の大山に期待したい。もちろん、シウバも素晴らしい選手で あることは言うまでもない。 ○イゴール・ボブチャンチンVSギルバート・アイブル× 1Rスリーパー 高田も言っていたが、ボブチャンチンは勝つためにグラウンドを 選んだかのような意見があるが、私はそうは思わない。 あくまでも、流れの中でアイブルの足を掴んで倒し、グラウンドに なったのだと思う。 現に高田からはマウントをとっていたし(笑)、アイブルが裏返った から、スリーパーを決めるのは自然な流れである。 もともと、ボブチャンチンはサンボの技術があるわけだから、 グラウンドが苦手な高田やアイブルに、グラウンドで勝つのは当然 だと思う。 意外とか予想外とか言う高田と谷川はド素人か?(笑) 高田なんてタックル切られて、バックとられていたくせに。 もし、アイブルがグラウンドの防御ができていれば、再び打撃戦に なっていただろう。 私のボブチャンチンに対する評価は、この試合では大きく変わる ことはない。苦手なタイプの選手も変わらないと思うが、今後の 戦いを見てみないと分からないだろう。 アイブルは、グラウンドが嫌いならK−1に出ればいいのにと 思う。どうせ、タックル切れないんだし。 ○藤田和之VS高山善廣× 2RTKO はっきり言って、高山には期待していなかった。殴り合いをしよう ということを試合前に言っていて、藤田がそれに付き合って、藤田が 勝てばいいが、負けたら話にならない。 かといって、タックルすればあっさり藤田が勝つのではないかと 思っていた。 しかし、高山はちゃんと藤田のタックルを切り、膝蹴りを入れて いた。組んだ状態で藤田に倒されて、負けてしまったが、実力は高田 以上ではないかという印象を受けた。 試合後は、藤田と高山は認め合っていた。某M田と某A生も見習 ってほしいものだ。(笑) 今後、高山はいきなり強豪ではなく、中堅の選手との戦いを見て みたいものだ。 藤田は、そろそろコールマン戦を見たい。 今、某S田が熱い…いやウザイ!(笑)